2024年の振りかえり
2024年は引越、結婚と私生活に大きな変化があった。仕事の方はAIツールの充足によってコーディング方法や情報収集の変化、出社回帰と働き方の変化を求められた。良い悪いでいうと良いことのほうが大きかったとは思うが、変化への対応を今まで以上に求められたという感覚があり、振り返ると苦しいこともあったなと思う
私生活
2024年の前半に結婚にまつわるイベントが集中したので、私生活の面では2024年前半が山場だった。生活リズムや細かい価値観のすり合わせ(タオルの使い方とかお風呂のお湯何回で捨てるみたいな)は必要だったものの、そこが終わってくるとむしろ一人暮らしよりも楽なことが多かった。家事は分担できるし、部屋も広い。
新しい住居には広いキッチンとでかい洗濯機があり、リモート時の仕事部屋と寝室を分けられている。これがとても快適。2023年は仕事とプライベートの切り替えが上手くいかずに仕事終わってからも悶々とする時があったのだが今はそういうのがだいぶ減った。リモートで物理的に部屋を分けられていることと、いつでも会話できる人が家にるというのが良いのだろうなと思う
プログラムを書いて遊ぶ(勉強)時間の確保が課題になるかもと少し心配はしていたが、子供がいない現状だと特に問題はなかった。休日に外に出ることが増え、心身の心の部分がより健康になった気がする。ということで私生活面は2024年とても良かったし得るものがあった
仕事
出社回帰
2023年はリモート率が高く出社頻度としてはおそらく週2日程度だった。2024年は出社回帰があり週3日以上の出社という感じだった。出社は通勤のストレスが付きまとうのでリモート比率が高い時代が恋しくなることもあったが、同じ場所でチームメンバーと顔を合わせて働くことで得られるものも多かったので、慣れてくるとまあこれはこれで良いかなとも思った。
チームメンバーと密にコミュニケーションをとる環境で働くならフルリモートよりもハイブリッドな環境の方が良いかもしれない。ただ、週に1回もリモートができないと洗濯や自炊といったことがとてもやりにくくなるので、週1回以上は今後もリモートできたら良いなと思う。
ソフトウェアエンジニアと機械学習エンジニアを半々くらいした
前半: ソフトウェアエンジニア
2024年前半はLLMを利用した機能作成を2023年から継続する形で行っていた。このプロジェクトは技術選定時に強くRustを推した結果、複数のRust APIサーバーを新設することができたのでガシガシとRustを書ける。
生成AIの進化とともに、機能自体も進化を遂げていき、その成長過程を好きな言語で開発できたし、設計ではドメインをどう捉えるかをひたすら考えることができたので結構満足度が高かった。このプロジェクトは在籍期間が長くなったのもあって途中で別チームに移動したが、その時点では自分的にやり切ったと思えたのでかなり頑張っていたし熱量をそそげていたのではと思う。
その後はデータ取り込み系のプロジェクトに移り、GoやClojureを使ってジョブの開発などを中心にしていた。大量データの取り込みはパフォーマンスとエラーについて考えることが多く中々設計が楽しかった。
2024年前半はソフトウェアエンジニアとして、自身のスキルを発揮しつつ、学びも多くて良かった気はしている。
後半: 機械学習エンジニア
2024年後半は未知の領域に足を踏み込んだ。LLMで機能作成をしているうちに機械学習にも興味が出ており、ちょうどLightGBMなどを使ったテーブルデータの機械学習プロジェクトが立ち上がったので手を挙げ、結果そこでずっと機械学習のモデル作りや評価指標の作成、データの組成などを頑張っていた。
未経験状態で入ったのもあり普段とは思考の方法が全く違うところに好奇心をかなりくすぐられた一方で、ソフトウェアエンジニアとしてのスキルセットが中々活かせない状態が続いた結果、パニックゾーンが続き、メンタル面ではかなり苦しかった。担当したプロジェクトはPOCだったのもありできるかどうかも不明瞭な状態。解像度が上がることでわかるリリースまでの道のりの遠さと、統計という考え方をビジネスサイドに伝える難しさなど今まで経験したことがないことがとても多かった。プログラムとしてはpythonを触っている時間がほとんどだった。知識のある機械学習エンジニアに色々なことを教えてもらいながら開発をしたので、新しい知識としてキャッチアップできた量としてはこの期間、非常に多かったと思う。
振り返ってみると自分のスキルが未熟だったので、チームとして達成していくにはどう行動すれば良いか、というところをいつも以上に徹底して考えて行動できたのは良かったかなと思う。なんとか達成するべく、必死にわからないことを聞き、コミットメントベースで計画を作って、振り返ってと、ベストを尽くしていたと思う。
それでも2024年時点では想定したよりもチームとして結果は出せなかったのだが…
チームへの関わり方の変化
2024年は全体的に自分の出力だけでなくチームの出力もより重視するようになった。計画作りやチームメンバーとの1on1頻度、FB方法の工夫、新しい人のオンボーディング、出社してのコミュニケーションなど2023年比較で行動をそこそこ変えられていたと思うし、チームの成長を悩みながらも楽しめていた。そうしようと思ったきっかけは忘れてしまったが、2023年とは違う形でチームに貢献しようと考えた結果、やってみたら面白くなって継続していたように思う。
どうすれば伝わるか?というところを重視して、コミュニケーション関連の本を読み漁りつつトライアンドエラー。上手くいっていないところもあったとは思うが、結果的に周囲からの反応は昨年より好評だったのでやって良かった。それが給与に反映された部分もあったのでより良かった。
まとめ
振り返りのために思い出しつつ書いてみたら、2024年は私生活、仕事ともに良い1年だった様子。2025年も成長していける1年にできたら良いなと思う。