初めての100kmライド、葛西臨海公園〜秋ヶ瀬公園の往復に挑戦
Garmin Edge530購入して100kmライドのコースナビ及びiPhoneの電池問題は解決しました。色々調べているとロングライドでは簡易工具やパンクした時用のタイヤレバーとか空気入れを持っていく人が多いみたいです。
ただ、初心者でロクにロードバイクが整備できないわたしの場合、パンクしたとしてチューブレスレディのタイヤを外で修理できるのかと言われると100%できませんし、チェーンディレーラー壊れたりチェーン切れたりしても対応はできません。なので、万が一自走不能になったらロードサービスで家まで運んでもらうことにしました。
また、まだ納車から1ヶ月も経っていないので釘を踏むとかコケるなどしなければ、自走不能にはならないはずです。大丈夫なはずと信じてのスタートです。
ライドに持っていったもの
ロードバイクにボトルケージを2つ付けているのでドリンクボトル1つとペットボトル1つを挿していくことにしました。こんなすぐに100km走ると思っていなかったのでボトル1本しか持っていなかったのです
後はサイクルジャージの後ろポケットに入る範囲で下記を持って行きました。ジップロックに入れています。
- 自転車用の鍵
- 800円くらいの小銭
- ティッシュ
- ウィダーインゼリーx1
- iPhone
振り返ると保険証など身分証を持っていくのを忘れていました。そしてあとで地獄を見るのですが補給食の概念はあったものの、ロードバイクのカロリー消費を舐めすぎていてゼリー1つしか持っていません。ロードバイクを置いてコンビニに入る勇気もないのにです。
スタート!
いつものように葛西臨海公園に向かい、清砂大橋を渡って荒川サイクリングロードにでます。
前日はかなり雨が降っていたので地面が濡れていました。ライド当日は綺麗に晴れてくれたのでサイクリング日よりです。ここから荒川沿いに漕ぎすすめ、埼玉に入って秋ヶ瀬公園を折り返し地点としています。
快適な追い風、順調な走り出し
天気が良く、追い風の状況だったのもあり最初の20kmくらいはかなり順調でした。もちろん、時速20km〜25km程度なので他のロード乗り達にはガンガン抜かれて行きます。この日は絶対に100km達成したかったので、スピードよりもサイコンのパワーを重視。パワー70〜80watts程度で走れているかを重視しました。これは以前に計測したFTPが100くらいだったためです。
このパワーはかなり低いため、向かい風やちょっとした坂では漕げるギアがなくなります。そういったところは気にしないことにしました。ケイデンスもできる限りあげて80くらいを目安にしました。
走行距離30kmくらいで帰りたくなってくる
走行距離が30kmを超えたところで強い不安に襲われました。この時点で折り返しても60kmとなり、自身の走行距離としては最長となります。これ以降、1km、2kmと走る毎にどんどん折り返しの走行距離が増えます。
また、追い風で走っているので帰り道は確実に向かい風となります。本当に帰ることができるのかという不安が少し続きました。
自転車ブログでよく見るお店!
不意に襲われた不安もペダルを漕ぎ進める内に消えていきました。もうとても疲れていて、そういったことを考える余裕がなくなっていた状態です。何かと土手から上がりたがるGarminのナビに少しだけ抵抗しながら走るうち、自転車ブログでよく見るお店に到着しました。
キッチンとれたて さんです。サイクリングラックがあり、サイクリスト達がたくさんいました。折角なので少し休憩していきました。
サイクルラックの使い方がわからなくて適当にサドルをかけてみたものの、TCR Advanced Proはショートノズル?だからかどうにも不安定です。風が吹いたら外れて倒れてしまうのではと思いました。サイクルラックから外れて落ちて、他のロードバイクを傷つけてしまうのは避けたかったのでトイレと水分補給だけさっとして立ち去りました。
振り返ると、ここで少しでも何か食べておけば良かったです。
道に迷う
基本的に荒川に沿って走るだけですが、途中で進行できなくなったりするので適度に土手に登ったり、工事中の区間は迂回する必要がありました。このあたりGarminのナビ、というよりわたしが引いたコースでは上手く対応できずに少し道に迷うケースが増えてきました。
ただでさえ疲れて最短ルートを走りたいのに、ルートを間違えるのはなかなか苦痛です。また、この時点で2時間は経過していましたが何も補給していなかったので判断力が落ちてきていたように思います。コース上にいくつもある車とバイク止めも、毎回ロードバイクから降りないと上手く通過できなかったので疲れるポイントでした。
彩湖に到着、そして秋ヶ瀬公園で折り返し
だいぶ疲れが溜まっていたものの、追い風だったのもあり彩湖に到着しました。彩湖は非常に綺麗で、道も走りやすくてすごく良かったです。埼玉の葛西臨海公園みたいな感じでしょうか。この綺麗な景色を、それどころではなかったわたしは休憩もせず写真にも撮っていません。
なんとなく彩湖から秋ヶ瀬公園は近いイメージだったのですが、これは間違いでそこそこ距離がありました。100kmという目標がないなら彩湖で折り返した方が良かったように思います。
折り返しの秋ヶ瀬公園では写真を撮っていました。これもどこかでみたから不意に写真撮ったように思います、トイレです。なんだか聖地巡礼みたいになっていますね。
折り返し、向かい風の地獄
休憩するか悩んだものの、暗くなる前に帰りたかったので持ってきたゼリーを流し込んで折り返すことにしました。ようやく200kcalくらいの補給です。
これで折り返してスタート地点まで戻れば、道に迷った分と合わせて100kmくらい。後は帰るだけ!後は帰るだけ!向かい風の中帰るだけ。
考えないようにしていましたが、帰り道は基本的に向かい風となります。
帰り道の思い出
つらい
とれたて再び
折り返している途中で行きに休憩したキッチンとれたて さんに到着。やはりサイクルラックが怖かったので、近くのベンチで休憩と水分を補給しました。ライド中のスポーツドリンクはあまり良くないと読んだことがあったので、このライド中は終始水を飲んでいたのですが、よくよく考えるとこれでは塩分補給が全くできていません。
雨が降ったのかと思うくらいにサイクルジャージは濡れている状態。ここは多少良くなかったとしてもスポーツドリンクなどで塩分と糖分補給する方が良かったのではと思います。何か食べたかったものの、ロードバイクを安定させられないばかりに。。。
つらさの果てに
折り返しのライドは本当に何も考えられず、ただ足を止めるのだけはダメだと自分を鼓舞していて何も記録がありません。最後は時速10kmとかになりながら走り続けました。ラスト20kmくらいはもうロードバイクに乗っているのも辛く、5〜10kmくらい走る毎に少し休憩を挟みつつのライドです。完全にエネルギーが枯渇していました。頭も痛いです。
そして、なんとか葛西臨海公園まで戻ってくることができました。葛西臨海公園にはいくつか食べ物を販売している店があります。ソフトクリームを買い、エネルギー補給しながらの休憩。ただただ幸せでした。もうこれ以上、頑張って自転車を漕がなくて良いんだと。達成感はあるものの、疲れ切っていて自転車に乗りたくない気持ちの方が強かったです。
走行距離は100km超え、ほぼずっと平坦な道でサイクリングロードにもかかわらず平均スピードは17.7km、走行時間は6時間に迫るものでした。
ロードバイク自体は泥道に突っ込んだりしたので結構汚れました。また、クリートカバーとかなく歩く場面もあったのでSPD-SLのクリートの黄色い部分はだいぶなくなっていました。
ロードバイク初心者でもすぐに100kmは走ることができます
色々と間違いはあったものの、サイクリングロードなど走りやすい道であればロードバイク初心者でも1ヶ月くらい(10回も乗らないうち)に100kmのソロライドが可能でした。ただ、運動経験がほとんどなく体力もない(自分です)ような人だとかなり辛いことはお伝えします。
また、使っている機材がTCR Advanced Pro1です。カーボンフレームかつカーボンホイールなので、だいぶ衝撃が吸収されていると思われます。パワーメーターでペース配分もだいぶ分かりやすかったので機材に助けられた部分が大きいです。
購入するときに初心者でいきなりこの構成でこの値段のロードバイク買うのはどうかと思いました。実際乗ってみても比較できる経験がないので正確なことは言えませんが、少なくとも自分のちょっとした成長をそのままライドに反映してくれていて、今回のような無茶な長距離ライドも可能にしてくれているのは性能の証なのではと思います。単純に乗り心地も良いです(とはいえ、もちろんお尻は痛い)。
Garminの他にも色々とアクセサリー系を調べては欲しくなっている状態なのですが、ロードバイク本体については全く不満がないです。
100kmライド後のダメージ
自宅につき、サイクリングジャージを洗濯機に入れて回し、疲れたのでちょっとベッドで横になったら寝ていました。起きたら頭が痛く、足がもう歩けないくらいに疲弊していて首回りや肩、腕が痛い状況。こんな感覚、学生時代もあったかどうか怪しいです。ちょっと吐き気があったので、長時間ライドで熱中症に少しなっていたのかもしれません。
100kmライドという目標は達成できたものの、振り返ると非常に課題というか問題の多いライドでした。特に身分証を持ち歩かなかったこと、長時間に及ぶことがわかっていたのに補給を軽んじていたことは、この記事を書きながら大人としてどうかと思いました。
楽しくなって勢いに任せてしまったところはあるものの、やはり安全かつ健康的に遊んでこその趣味だと思います。長距離を走る時はまず自身の体力のことをきっちり考えた上で計画的に行おうと思いました。つまりそのために次にすることは…
もっとパワーを!パワートレーニング開始
パワートレーニングを開始し、今よりも力強いペダリングを可能にしてロングライドをより速く、健康的に駆け抜けてやります。
ロードバイクまだ全然乗っている回数は少なく、帰る時はいつももう乗りたくない状態になるんですが、数日経つと次はいつ乗ろうかと楽しみになっているのが不思議です。